中古モバイルデバイス市場でソフトウェアとロボティクスを統合した統合で知られる英国のIT企業NSYSが、日本市場に正式に参入します。NewsedTechとの提携により、NSYSは自動検査ロボット「Reeva」を導入し、日本の企業がスマートフォンやタブレットのグレーディング、テスト、データ消去を効率化できるよう支援します。
近年、日本の中古スマートフォン市場は急速に拡大しています。デバイス価格の高さや持続可能性への関心の高まりにより、企業も消費者も品質の高い中古デバイスを選ぶ傾向が強まっています。しかし、検査・グレーディング・データ消去といった重要プロセスは依然として手作業が中心であり、品質のばらつきやミス、事業拡大の制約が課題となっています。
ここでReevaの出番です。この小型ロボットは、外観グレーディング、機能テスト、安全なデータ消去を自動化します。他市場の報告によれば、手作業の最大8倍の処理量を実現しつつ、一貫性のある信頼性の高い結果を提供できます。デバイスのリファービッシュメント事業者にとっては、品質向上、コスト削減、事業拡大のスピード向上につながります。
NSYSのCEO、グレゴリー・グラズマン氏は次のように強調しています。「当社のソリューションは70か国以上の企業に信頼されています。Reevaを日本に導入することで、持続可能性と効率性を重視する新しい市場に、自動化されたモバイルデバイス処理のメリットを届けることができます。」
NSYSはアジア全域でのプレゼンスを積極的に強化しており、地域のパートナーと緊密に連携しています。同社はアジア市場を世界のモバイルデバイスエコシステムの中で最も有望かつ急速に発展する市場の一つと見ており、その長期的成長を強く信じています。日本市場へ進出は、この広域な地域展開戦略の重要な一環です。
NewsedTechは現地での設置、セットアップ、継続的サポートを提供し、日本企業がReevaをスムーズに導入できる体制を整えます。将来的には、NSYSは日本全国での展開を計画しており、店舗、検査センター、デバイスのリファービッシュメント施設の運用最適化を支援します。
日本に留まらず、NSYSは診断ツールからAIに基づくのグレーディングシステムまで、世界中で信頼される製品エコシステムを開発し続けています。今回の拡張により、NSYSは革新的技術と持続可能性を組み合わせ、より信頼性が高く効率的なモバイルデバイス産業の実現という使命をさらに強化します。
日本語での公式発表全文はこちらからご覧いただけます: https://www.newsedtech.co.jp/news/20251121